Stanley back of the flyer

マーロン・ブランドにずっと夢中 自由な映画の感想メモ

トリプル・フロンティア Triple Frontier

ベン・アフレック主演 Netflixオリジナル映画


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麻薬王から大金を奪う強盗計画を企てた5人の元特殊部隊の兵士たち。だが、この強奪が不測の事態に襲われるサバイバルバトルに変わるとき、彼らのきずなが試される。Netflixより

 

 

登場するイケメンはこの5人

 

トム・デイヴィス(ベン・アフレック

通称レッドフライ。元大尉で5人のリーダー、離婚問題と金策で見る影もない、イケメン


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サンディアゴ・ガルシア(オスカー・アイザック

通称ポープ、現在は麻薬取締局に勤務、麻薬王からの金品強奪を思いつく、イケメン



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ウィリアム・ミラー(チャーリー・ハナム

通称アイアンヘッドPTSDに悩む元大尉、とてつもなくイケメン


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フランシスコ・モラレス(ペドロ・パスカル)

通称キャットフィッシュ、いまいち影が薄いけど凄腕パイロット、イケメン


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 ベン・ミラー(ギャレット・ヘドラント) 

通称は無かったと思う、ウィリアムの弟、チャリハナの弟役にふさわしいイケメン


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イヴァンナ(アドリア・アルフォナ)

ポープに情報を与え手引きする美女

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真の主役は???

Netflixオリジナル映画に大物俳優が出演するのも珍しく無いですね

本作もとくに注目されて無かったように思います

ネームバリュー的にベンアフが主演になってるけど実質の主演はオスカー・アイザックでしょう

 

そして注目は我が王 チャーリー・ハナム
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パシフィック・リムの人

パシリムももう随分前だしキング・アーサーも奮わず一般知名度はイマイチ

 

大体の人がベンアフとオスカーアイザックのアクション映画か、観よ→いきなり誰このイケメン?(チャリハナ)→え?この人名前知らないけどキングスマンとGOTの人?(ペドロ)→見分けが付きにくいイケメンは誰?(ギャレット)→てか痛快アクションじゃないんかいってなるはず

みんなもっとチャリハナを見てよ!

ラミマレックとパピヨンに出るぞ!

 

トリプル・フロンティアの要素

 

実はアクション満載のチームミッション系映画とみせかけてメンタルをえぐってくるマスキュリニティの強い映画

全員がかなりの演技派、走って銃を撃ってなんか爆発して死にかけてでも最後は勝ったぜ!だけの映画じゃないのだ

 

特殊部隊での戦果と引き換えにPTSDという消えない傷を負い冴えない生活をおくるかつての戦士

ストーリーは視聴者に期待されるようなアクションから始まり緊迫する状況を保ちつつ、PTSDでありながら普通の生活に乾きを覚え、中毒のように命懸けの状況へ自ら飛び込み自業自得で追い詰められるチームを描く

 

友情(仲間と忠誠)と暴力に依存するかのような男達の姿を描いた映画だと思う

 

 

ネタバレありの感想

物語の序盤はすごく丁寧で型にハマった作りだった

アクション映画には少々不釣り合いなスローペースはのちのちのスリルや葛藤の前触れを充分予感させる

 

タイトルのトリプルフロンティアはアルゼンチンとブラジルとパラグアイが接する境界エリアで本作の舞台

自然が地理的不利さを与えるだけでなく鬱蒼としたジャングルと生き生きとした緑、そして圧倒するかのような美しい山々のショットが滑らかに挿入され、人間の愚かさや儚さをより強調する

 

前半は緊迫した銃撃戦が展開されるけどありがちな早すぎて何が起きてるか分かんない!ってことはなく

あくまでナチュラルに、それでいてトリプルフロンティアという未知の舞台が孤立した緊迫感を醸し出す

 

 

最後まで謎のだったニックネーム

各自に謎のニックネームがついてて、由来が語られつつキャラクターやなんでこんなに仲良いのかって掘り下げられるって期待したけど明らかにならないままで終わってしまったのが残念

バックボーンが薄くてちょっとチグハグした印象をうけたなあ

 

あとはラスト、分け前放棄して良い奴じゃん!で終わると思ったらまさかの展開

あれは他の人がメモってた方が良かったんじゃないかな
私はいい意味でチームミッションから人間ドラマがみれたぜ!と思ったのに最後であれれー
だったら最初から隠して身一つで逃げれば良いのに

あとなチャリハナがわりと最初のほうに撃たれちゃうじゃん?
ああいうのってあとから傷から感染起こして危険になるフラグじゃん?
ならねーの
その展開いつ来るかいつ来るかって思うけど来ねーの
さすが元特殊部隊!傷の手当が完璧なんだぜ

公開までに10年近く要したせいなのか?伏線っぽいことと結果が繋がらずブレて残念でした

 

 

最後にベンアフのお言葉を

ベンアフ自身が「この映画は、マスキュリニティの良い面と悪い面の両方が炙り出されている。」と語っている
マスキュリニティの功罪だけでなく、PTSDや戦果という他では得られない共通項が彼らを追い立てたようにも見える

 

私生活でアルコール依存症を抱えながら、「ザ・コンサルタント」のギャビン・オコナー監督との新作映画で薬物依存に陥る元NBA選手を演じるベンアフ

 

思ったより多くの金を目の当たりにして判断を誤る演技はプライベートと重なり迫真

そしてそれを止められずリーダーの判断を信じる仲間たち

悲しみつつも次回がありそうな終わり方にやっぱり懲りてないなという依存性が垣間見えてもの哀しいのだ

 


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この5人がキャンキャンしてます!必見!